ZBLANファイバとAlF3系ファイバの2種類のふっ化物ファイバがあります.
・ZBLANファイバは,ZrF4/BaF2/LaF3/AlF3/NaFを成分とするふっ化物光ファイバで,可視から波長4μmまでの中赤外光を伝送できます.また,希土類元素をドープしたとき1300nm,1460nm,2800nmをはじめ多くの波長帯の光を効率よく発光します.
・AlF3系ファイバは,AlF3を主成分とするふっ化物ファイバで,可視から3.5μmまでの光を伝送できます.ZBLANファイバより耐湿性がよいためEr-YAGレーザの2.9μm光伝送や赤外分光などに使用されています.
外観写真 | 製品名/概要 | 製造元 |
ZBLAN-SMFF(ノンドープシングルモードファイバ) ZBLANファイバは,コア径とNAを調節することにより波長4μmまでシングルモードになります.MFFに比べ安定に光を伝送できるため正確な分光分析を行うにはSMFFのほうが適しています. |
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ZBLAN-MMFF(ノンドープマルチモードファイバ) ZBLANマルチモードファイバは,コア/クラッドともふっ化物ガラスで構成され,0.35~4.0μmまで優れた透過特性を示します.近赤外や中赤外の分光分析用光ガイドとして最適です. |
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ZBLAN-希土類ドープSMFF(シングルモードファイバ) ZBLAN系ふっ化物ファイバの特徴はTm, Pr, Er などの希土類元素をドープしたときに高効率な発光を得られることです.この特徴を利用して,光増幅器,ASE光源,ファイバレーザなどのゲイン媒体に使用されています. |
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ZBLAN-希土類ドープDCFF(ダブルクラッドファイバ) 高出力マルチモードLD励起が可能なダブルクラッドファイバは,ファイバレーザ,ファイバアンプなどの作製に最適なファイバです.特に,ZBLANファイバには1.3μm,1.46μm,2.8μmなど特有の発光帯があるためDCFFを利用した新しい機器の開発が可能です. |
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AlF3系ふっ化物ファイバ AlF3系ふっ化物ファイバはAlF3を主成分とするふっ化物ファイバです.ZBLANふっ化物ファイバと比べてレーザ損傷特性,耐水性に優れるため波長2.94μmのEr-YAGレーザ治療器用光ガイドとして国内外で既に多くの使用実績があります. |
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